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2007.01.06 登校日
制服のボタンを留めながら、飛び出す様に家を出る
登校日が特別だと言うのは僕の周りだけ
今日も世界は順調で
一日が淡々で
空気は相も変わらず冷たくて
そして見上げる空は限りなく青い―――
―――と、まぁ足を止める訳には行かないんだけど。
ちらほら見かける同級生を目にしつつ、短い通学路を歩く。
幸い誰も会話を交わす様な間柄の人間は見当たらない。
足を進め、校門を過ぎ、玄関を過ぎ、人を過ぎる。
久し振りで会話も弾む事を証明する生徒の嬌声。
会話の内容なんて勿論興味は無い。持つ物じゃない。
自分の教室に差し掛かった所で、ドア付近に座っている奴が手を振る。
一瞬の葛藤の後、結局手を振り返してやる。
好かない奴だが―――今日は、まぁ。
中身が薄いバッグを机に置く。
今日はテストだというにクラスメートは勉強する気等さらさら無いらしい、
どこもかしこも輪を作って談笑だらけだ。
なんて良い事だろう。と思った矢先チャイムが鳴り、輪が崩れる。
「勉強はしたか?」
自然に凡庸に座りながら、席の前のクラスメイトが言う。
口は笑ってはいるが、目はそれ程でも無い。
「そうだな、君の10分の1くらいはやったんじゃないか?」
と、座りながら返す。そんな事は限りなく意味が無い。
「そうか」
笑みを称えて後ろに再度向き直る。そしてもう一度口を開く
「何でお前、そんなに機嫌が良さそうなんだ?」

僕は間髪入れず自然に凡庸に残酷に容易に、曇ったようにぼんやりと焦点を合わせず、
優しく冷たく直線的に自虐的に押し殺すように―――笑う。


椅子は、少し傾いていたのかもしれない



「天気が良いからさ」
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